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この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】

第2章 


爆豪「あんだとゴラァ!!似合うっつーのボゲ!」

簡単に乗ってくれるから好きだよ、という言葉を飲み込んて俺は爆豪を椅子に座らせる

「ほら、目閉じてろ」

爆豪「んっ!」

若干怒りを込めながら早くしろと言わんばかりの態度で目を瞑る

何これ可愛い

俺はそっと糸で顔を固定してラメ入りのチェリーレッドを塗る

「ほら、できた、やっぱりお前には赤だな」

爆豪の周りにわらわらと人が集まり各々感想を言い出す

爆豪「っだぁー!鬱陶しい!帰る!!」

爆豪は生徒達を押しのけて昇降口へ向かう

「あれ?あいつリップ落として行ったっけ?」

切島「やっべ、すぐに言わねぇとじゃあな!先生!」

「ん、じゃーね」

ヒラヒラと手を振り背中を見つめる

「君たちもそろそろ帰りなさい」

女子達はせっせと帰っていくが1人残っている男子生徒が

尾白「先生、これどうやって落とすんですか」

「あ、忘れてた悪い、落とすための薬が俺の部屋にあるから着いてこいよ」

尾白はバックを持って俺の後に着いてくる

「それにしても、尾白本当に似合うな」

尾白「…やめてくださいよ」

「綺麗なのはいい事だと思うぞ」

準備室の部屋を開け尾白を中に

尾白「ここ…先生の部屋だったんですね」

「まぁな、てゆーかそもそもこの教室の存在を知ってる奴も少ないけどな、ほら、そこ座れ」

尾白「あ、失礼します……」

俺はリムーバーをコットンに染み込ませ尾白の唇に付いているリップをそっと落とす

「よし、落ちたぞ」

手鏡を使って落ちた事を尾白に伝える

尾白「すみません、ありがとうございます」

「いや、俺も勝手にして悪かったな」

尾白の頭を撫でると尾白はびっくりした様な顔をして下を向く、尾白の尻尾は喜んでいる犬のようにブンブンと振られている

何これ可愛い
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