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この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】

第2章 


起きた時は大体病院の天井が見えるはずだと俺は思う

だから今視界を覆い尽くしている彼の悲しげな顔を見るなんて思っていなかった

「……なんつー顔晒してんスか、オールマイト」

オールマイト「ッ!!一椛君!?」

「苗字で呼ばないでくださいって言ってませんでしたっけ……」

オールマイト「……ごめん、君」

「……で、なんで貴方がいるんですか。仕事は」

オールマイト「君、時計見てないの?もう夜の11時だよ」

「…ふーん、まぁ右は見えませんし」

皮肉を言い鼻で笑う

オールマイト「…………右目は失明だそうだ、肋の骨は内側に入っていたが皮肉にも君の体は内臓が少ないからね……綺麗に避けていたよ」

「……右側のこの肌、どうにかなりませんかね」

オールマイト「………皮を移植したいが君の体はもう既にボロボロだ、言い方がきついが使い物にならないよ…」

「だからっていって人工の物は俺アレルギー出ますしね……とりあえずリカバリーは顔からお願いします腕とか正直に言うどうでもいい」

オールマイト「…どうでもよくないだろ…君どうやって生活するの」

「あ、確かに、どうしようかな…腕も使えないしかと言って糸たちは洗濯とかはできないし……めんどくせ……って、俺どれくらい寝てたんですか」

オールマイト「半日だよ、よく起きたね」

「……あの、来週までに顔の傷治りますかね」

オールマイト「?普通に考えて無理だろうね」

「……」

オールマイト「どうしてだい?」

「来週仕事が入ってるんですよ、メイクの、写すのは肩から上なんで手足は折れてても問題ないんですけど……この怪我にアイラインを引いたりしていいのかなーっと」

オールマイト「……ダメでしょ、言っちゃえば君の肉にアイラインを引くってことなんだから」

「……仕事…」

オールマイト「そんなに目をウルウルさせてもダメだよ、仕事は」

「俊典さん………だめ……ですか?」

なかなかしない物をねだる時の顔をする

オールマイト「だめだよ!!私にはそれ効かないからね!!」

そう言いながらも顔を逸らすオールマイト、これは諦めた方がいい気がする

オールマイト「そうだ、私君を説教しに来たんだよ!」

思い出した!と言わんばかりの顔をするオールマイト、正直言って忘れていて欲しかった
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