この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】
第2章
「……はぁ……はぁ……」
息が詰まる、視界が狭くなる
ダメだ気絶する。
せめて、せめて彼が来るまでは耐えねば……
その時
オールマイト「もう大丈夫だ……私が来た!」
オールマイト……
あなたって人は……顔が……笑ってませんよ……
ぐるりと視点がおかしくなり抵抗もできずに俺は地面に倒れた
気がついたら誰かに抱えられていた
「ぁ……ぁ……?」
腕が多い……ってことは障子か
障子「先生、大丈夫……じゃないですよね……すぐに救急車が来ますから」
「……ヴィラン……ど……なった……」
障子「オールマイトが倒しました……あの手の男とワープゲートは逃げましたけど…」
「そ……かぁ……ありがとな……障子」
障子「いいえ…別に大したことじゃ」
「障子……お前……怪我してるぞ…すぐ、治して…もらえ」
障子の顔にあるかすり傷を触ろうと腕を伸ばそうとするが激痛が襲ってくるだけで動かない
障子「先生、動かないでください」
障子がムッとした顔で俺を見下ろす
「はは……そうだな……悪い……少し……寝る」
すぅっと闇に落ちるような感覚、ただただ眠たい。
起きる時はいつになるんだろうか
そんな事を考えながら眠りについた