第6章 第5章 初戦闘体験
魔法科は私服や指定以外の制服を着
用している生徒が多く、普通科は指定
制服の生徒が多い。
昴は楽だからと指定制服だ。
戦闘部隊では、桃花が指定制服を着
ている。
零は黒いジャージに白いスカートと
黒いニーソの私服。
紫乃は紺色のズボンに赤いリボンの
ついたポレロ。
夕は指定とは異なる制服。
他にも魔法科の生徒は、かなり個性
の出てる服装の生徒が多い。
昴は制服を着ると手櫛で髪を整えて
から、玄関を出た。
駅へと走る。5分ほどで着き、改札
を通ると、昴は歓楽街エリア方面の電
車に乗り込んだ。
「ナイスなタイミングだな。待つ時間
がなくなった」
昴はスマホを取り出すと通じないか
もしれないと思いながらも桃花へと電
話をかける。
5回ほどコール音が鳴ると、「もし
もし?」と声がした。
「もしもし? 今電車の中。遅くても
あと10分……15分で着く」
電車が止まり、昴は降りる。
「5分で来てって言ったのに。
ま、いいや。なるべく早くしてね」
「いや、5分とか瞬間移動でも使わな
いと無理……って……。また切りやが
った……」