New【YouTuber】アバンティーズ内レンアイ禁止!
第2章 恋心
ツリメはそらが好きだったんだ。
だからキスしてるのとか見て、傷ついて泣いた。
そんな泣いているツリメを見て、何故か胸が苦しくなった。
そして、その途端俺はあることに気付いた。
ツリメがそらのこと好きだったんだ、って知った時に、今よりも100倍くらい、胸が苦しくなっていった。
そう。俺は、ツリメのことが好きだった____。
「大丈夫...? 今日は、帰ろ...?」
俺がそう声をかけると、ツリメは泣きながらも、小さく頷いて、俺と一緒に歩き出した。
ツリメは帰り道、歩きながらもたまに立ち止まって、俺の肩に顔をうずめて泣いていた。
俺は、ツリメの頭を優しく撫でた。
俺に出来ることは、これしかないから......。