New【YouTuber】アバンティーズ内レンアイ禁止!
第3章 ルール
エイジside
ツリメが思いっきり黙り込んでしまう。
何で...何でそういう時に言い訳してくれないの...?
それじゃ、ツリメはまだそらのこと___。
でも、俺はそれを信じたくなかった。
だからかもしれない。
俺がツリメに、こうやってキツく当たってしまうのは。
「みっくんはさ、あのルール破るんだ?」
「違う!! 違うんだって......。」
「なら、なんでハッキリ否定してくんないの?」
また、ツリメは黙り込んだ。
「何なんだよ、さっきから...! ...もう良い。もうみっくんとはやっていけない。」
俺はそう言って、近くにあったゴミ箱を蹴飛ばすとリビングに戻る。
「さっきの話、リビングまで思いっきり聞こえてきたんだけど...。」
俺がリビングに入ってきてすぐ、りっくんが、少し怪訝そうな顔で言った。
「聞こえてた...んだ...?」
「何があったの?」
りっくんは御構い無しに、聞いてきた。
俺が、別に...。と答えようとも思ったけど、りっくんには何かと嘘がつけないのは、昔からの付き合いで分かってる。
だから、俺はすべてを話すことにした。