New【YouTuber】アバンティーズ内レンアイ禁止!
第3章 ルール
「...よく、分かんないな。そういうの。」
俺は苦笑いを浮かべて、そう答えた。
そらは、そっか。と小さく言うと黙り込んだ。
俺は、何も言えずただただそらの頭を洗っていた。
*
「そら、終わったよ〜。」
頭が洗い終わり、そらに声をかけても返事がない。
「そら?」
顔を覗き込むと、気持ちよさそうに眠っていた。
普通に布団で寝ていたら、起こすのが悪いくらい気持ち良さそうだった。
でも、お風呂だから起こしてあげなきゃいけない。
ちょっと悪いな、なんて思いつつ「そら、起きて。」と声をかけた。
「ん......終わった...? ありがと...。」
そらは水で濡れた顔を手で拭うと、立ち上がる。
「あ、みっくん服びたびた。ごめんね。」
俺の服をみると、そらは微笑んで言った。
俺は大丈夫、と答えるとお風呂場をあとにすることにした。
すると、先にお風呂から出ようと扉を開けたそらが、寝ぼけていたのか、お風呂場の先のマットで足をすべらせて.........
「うわぁっ...!!」
俺のほうに倒れこんできた。