New【YouTuber】アバンティーズ内レンアイ禁止!
第3章 ルール
ツリメside
「ツリメ〜!!」
そのそらの声で我に返った俺は、「なに〜?」と聞いた。
声は風呂場から聞こえる。
そらは「ちょっと来て〜!」とだけ言うと、浴室のドアを閉めた。
俺はリビングから出ると、風呂場に向かう。
「頭洗って。」
はい?
そらの第一声。
これ。
今までどうやって洗ってたの???
「良いから! ほら、風呂入る!!」
特に服も脱いでないのに、無理やり浴室に引き込まれた俺は、今そらの頭を洗ってます。
「あー、良いね〜。」
「ごめんそら、これどういう状況?」
俺が耐えきれずそう聞くと、そらは少し黙って、
「ちょっと、みっくんに真面目な話があってさ...。」と言った。
「な、なに?」
みっくんって呼ばれると、何だか改まってしまう。
まぁ、気が緩んでる証拠なんだけどね。
「もし俺が、メンバーの誰かのこと好きになった...って言ったら、どうする?」
その質問に対して、なんと答えたら良いのか俺にはわからなかった。
その時は。