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あの日の君に 《気象系BL》

第8章 真実


「翔くんっ⁉」

慌てて体を支えると翔くんは意識を失ってるようだった。

「え?どうしたの⁉翔ちゃん」

「わっかんね、突然倒れた…」

松潤がソファーから立ち上がる

「リーダー、取り合えず翔さん寝かせて」

「おぅ」

翔くんを抱き上げソファに横にした。

「マネージャー呼んだ方が良さそうですね」

「そうだな、急に倒れたし…」

「俺、電話するよ」

松潤がスマホを取り出しマネージャーに電話を掛けた。

「すぐ来るって」

「ん、あんがと」

「でもなんで急に…さっきまで普通に話してたのに」

ニノが不思議そうに翔くんの顔を見てる。

「相葉くんがJr.の子の話する前までは何の異変もなかったよな?」

「相葉さんが変な話するから」

「え?俺⁈俺が悪いの⁈」

慌てる相葉ちゃん。

「嘘に決まってるでしょ?
そんな話で倒れる訳ないでしょうよ」

「もぅ、やめてよニノ~
俺のせいかと思ったじゃん」

「逆にビックリですよ
あんな話で倒れる人いるわけないでしょ…
なんで信じるんですか」

ニノが呆れた様に言った。

マネージャーはすぐに部屋に来た。

「どんな様子で倒れたんです?」

「どんな様子って言われても、ほんと突然だったんだよ
苦しむ様子もなく、静かに倒れていく感じ」

「動かしていいのかわかりませんね…医者を手配します」


暫くすると先生が来て翔くんを診察した。

「異常は見当たりませんね…
このまま休ませて、様子をみてください」

動かしても大丈夫なことを確認して、翔くんをベッドに移動させた。

「大丈夫なの?」

相葉ちゃんが心配そうに聞いた。

「なんとも…
ただ、病気的な異常はないです…
記憶をなくされてると伺いました
以前に倒れたこともあるそうですね?
そのせいで、今回も倒れた可能性があります
いずれにせよ、本人が目覚めてからでないと」

「わかりました、ありがとうございます」

マネージャーが先生を送り出し、部屋に戻ってきた。

「皆さんも部屋で休んでください
後は私が見ますから」

「いいよ、どうせ何もしてやることないんだろ?
だったら俺がいるよ
元々俺の部屋だし」

「大丈夫ですか?お任せして」

「目を覚ましたら呼べばいいんだろ?」

「はい。ではお願いします」
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