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あの日の君に 《気象系BL》

第9章 深愛


「相葉くんが初体験の話ししようって言ったから」

「「えっ?そうだったの?」」

大野さんと相葉さんの驚きの声が聞こえ
翔さんがしまったって顔をした。

こういう天然な所あるんだよねぇ、翔さん。

そんなとこが可愛かったりするんだけど。

でもなるほどねぇ…

翔さんと大野さんの始まりって聞いてなかったけど、そんな前からだったんだ。

「やっぱり翔さんが倒れた原因は相葉さんだったんですね?」

「そうなの?ごめん!翔ちゃん!」

「え、あ、いや、気にしないでいいよ」

あたふたする翔さん
内心それどころじゃないんでしょ?

なんで初体験の話をしていて倒れたのか聞かれたらねぇ。

「ミラクル起こすねぇ、さすが相葉くん
それでなんで初体験の話で倒れたの?」

潤くんがズバリと聞いた。
そりゃ気になるよね?

翔さんを見ると顔紅く染めちゃってるし。

「あ、えと…」

「大野さんなんでしょ?」

代わりに答えてあげると、潤くんが不思議そうに俺を見た。

「何が?」

「だから、翔さんの初体験の相手…しかもJr.時代?」

益々顔を紅く染める翔さん
それじゃ認めてるようなもんだよ。

「「えーっ!どういう事⁉」」

今度は相葉さんと潤くんの声が揃った。

「なんで?付き合い出したの昨日じゃないの?」

「記憶なくす前から付き合ってたってこと?」

相葉さんと潤くんが次々と質問する。

そこに大野さんのスマホがなった。

「もしもし…うん、わかったすぐ行く」

スマホをしまうと大野さんが俺たちを見た。

「タイムアップだよ、車の準備出来たって」

翔さんが、ほっと息を吐いた。
 
「え~、聞きたい~」

「また今度な」

大野さんが荷物を持って歩き出すと、翔さんもいそいそとその後を着いていく。

「絶対聞かせてよ~?」

他のメンバーも仕方なく後を付いていった。
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