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【ONE PIECE】 さよなら世界

第3章 2月30日の来訪者 (3)


 明け方から急に気温が上がって目が覚めた。ベッドのを確認すれば、掛け布団を抱き枕のようにして眠っている。昨夜より顔色はいい。
 汗ばんだので軽く水を浴び、航海室へ寄って航路を確認し、この調子だと明日の夜にはテンポラ島へ着けそうだとオヤジに報告する。そのまま食堂へ行くほうが近かったし腹も減っていたが、なんとなくいったん部屋へ戻ることにする。
 案の定は起きていて、整えられたベッドに腰かけながら俺の本棚を眺めていた。
「おはようございます」
 は小さくお辞儀する。自分の服を他人が着ているのはまだ見慣れない。袖を捲り上げていた。冬物だから暑いのだろう。
「こっちのが薄手だ。いやだったらあとでナースの借りろい」
「……すみません」
 の頭頂部を見下ろす。元気そうだったので食堂へ誘えば頷いた。
 お待たせしました、と着替えたが部屋から出てくる。もともと凹凸の少ないが男物の服を着ればやはりぱっと見は少年だ。これでエースより年上とはねぇ。
「食欲はあんのかい?」
「………わからないです」
「わからない?」
「す、すみません」
「」
「はい」
「そのすぐ謝る癖やめろよい」
「ごめんなさい。あ……」
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