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コックと剣士と私の秘密

第5章 今日は私の部屋が狭い件。


「と、ところでどうしたんですか?」
「ん?いや、大したことじゃねーんだけどな…」
「そうなんですか…」

「……」
「……」

いやいや!訪問してきたのそっちだから!
何の用で尋ねてきたの?!
私は変な汗をかきながら、ゾロさんのお腹のあたりを見つめてた。

「サラ、お前は誰に守られたいんだ?」
「…へ?」
「今日コックがお前を守ると言っていた…だがお前は俺たち全員の仲間だ。コック一人には任せられない」
「私は…皆さんに守られていると思います。し、誰に守られたいなんて贅沢なこと思ったことありません…」

ゾロはふぅっと息を吐いて、こちらを向いた。
「そうだよな、はぁ、お前はそのままでいい」
「ゾロ…さん?」

ポン!
ゾロさんが私の頭に手のひらを置いた。
「悪かったな、夜遅くに。風邪引くなよ」
「は、はい。おやすみなさい…」

バタン
「何か…すっごい疲れた…」
私は半分寝た状態で歯を磨いて、いつの間にかベッドにダイブして寝ていた。
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