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コックと剣士と私の秘密

第5章 今日は私の部屋が狭い件。


コンコン
「はい…どなたですか?」
「…俺だ」
「あ、ゾロさん…」

今日はみんなどうしたんだろ。
1日に2人も来るなんて…しかも男性陣のほうが。

「どうぞ入ってください」
「悪りぃな」

ゾロさんは部屋に入るなり穴を発見し、ため息をついた。
「先客がいたか。随分横暴だな」
「あ、いや、その…」
「お前が焦らなくても良いだろう」
「ま、まぁ…」

「……」
「……」

うわーっどうしよ!!
うるさいサンジさんと違って、ゾロさんは喋らないから間が持たない!

「と、とにかくこちらに座ってください」
「そこサラの寝床だろ?俺はこっちでいい」

キィ、と少しきしむ音のする木製の椅子。
私がそっちに座ろうと思ってたのに、と仕方なくベッドのほうに腰掛ける。

「その椅子固いですけど…」
「いい、お前はそっちにいろ」

きっと、ゾロさんなりの気遣い…
がっつりベッドに座ってたサンジさんとは大違いだね。
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