第5章 今日は私の部屋が狭い件。
「ふあーっ、疲れたぁ」
「お疲れサマ!今日はもうゆっくり休みなさい!」
「ナミさんはまだ寝ないんですか?」
「私は…ちょっとすることがあるから」
「そうですか、じゃあお先に失礼します!」
「はい、おやすみー!」
今日はいつもより色々あった気がするけど、ロビンさんのおかげでみんなの優しさを知ることができた。
サンジさんもゾロさんも、ちゃんと私のこと”仲間”と思ってくれてるんだよね。だから厳しいことも言うしそっけないこともある。私が客や他人だと思ってたらそうはいかないもんね…。
「さってと!今日はこの間ナミさんに買ってもらったパジャマを…」
ガチャ…
「あの、何でいるんですか」
「おせーぞサラ!30分くらい待ったんだからな」
私の頭のお花畑がヒューンと一瞬で荒野に。
サンジさんが、私が綺麗にベッドメイキングしたところにドカッと腰を掛けていた。
「サンジさんどうやって入ったんで…ってギャー!!!」
「すまん!壁蹴破って来ちまった」
「い…意味分かんないんですけど!!どうするんですかこれ!!」
「明日あいつらに直してもらおう、うん」
ロビンさん、この人本当に私を大切に思ってるんですかね…?