第5章 当たり前
三成「 そう、でしたか… 」
独香「 …私、この人に会うために死のうと…
でも、ここに飛ばされて… 」
苦し紛れに話す独香を見て秀吉は息をつく
秀吉「 …無理して話すな。もう大丈夫だ。今日は寝ていろ 」
信長「 今のうちに寝ておけ。夜、俺の元へ来るのだからな 」
独香「 …すみません、」
政宗「 そんな顔するんじゃねーよ。家康に首の跡見てもらえ 」
独香「 っあ、いえ、やす、ごめんなさい…手… 」
自分がしたことを思い出して慌てて謝る
家康「 慌ててたんだからしょうがないでしょ、別に怪我してないし良いから。
これ、跡に塗っておいた方が良い。…首元だし、自分で塗る? 」
独香「 う、うん。ありがとう 」
家康「 今度、前塗ったかすり傷のところ見せて 」
独香「 うん 」
信長「 そろそろ戻るか。独香、一人で大丈夫か 」
独香「 た、ぶん… 」
三成「 でしたら信長様、時折私が見に来ますよ 」
信長「 任せよう。では、また後でな 」
独香「 皆さん、ありがとうございました… 」
光秀「 お前が無事なら、それで良い 」
政宗「 夜、また美味い飯作っておくからな ちゃんと腹空かしておけよ 」
三成「 …では、また後で見に来ますね 」
独香「 分かった 」
そうして、部屋に一人となった