• テキストサイズ

イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第5章 当たり前


いくら拭っても溢れる涙

秀吉「 もう泣くな、起きたことはしょうがない。
今分かることをしっかりさせていこう。な? 」
独香「 っう、ん 」

光秀「 何か、覚えていることはあるか
最低限のことは覚えてるだろう 」
独香「 最低、限……っあ 」

チャリ…とペンダントを外し皆の前に置く

信長「 それは何だ? 」
独香「 ペンダント、です 」
政宗「 ぺんだんと…? 聞いたことないな 」
光秀「 未来のものか 」

独香「 うん、この中に写真があって… 」

ペンダントを開くと、その中には色褪せた女の人の写真

三成「 しゃしん…? 」
家康「 全部未来のものなの? 」
独香( カメラが無いなら写真もない…か )
「 そう、なの 」

信長「 これは誰だ 」
政宗「 目元といい、雰囲気もなんかお前に似てるような 」

そう聞くと独香は一度呼吸を置いて重そうに口を開いた

独香「 私の、お母さん…です 」

三成「 独香さんの… 」

その女性は穏やかな笑顔でこちらを向いていた
褪せていたが、それでも一同は綺麗だと感じた

信長「 母親か。何故これを 」

独香「 …私、会ったことがないんです 」
家康「 母親と? 」

コクッと頷いてペンダントを優しく撫でる

独香「 私を産んだと同時に亡くなったんです 」
/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp