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イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第5章 当たり前


信長「 良い音だ。買ったのか 」
秀吉「 はい。気に入ったように眺めていたので 」
信長「 ほぅ…独香、よく見せろ 」

そう言われると飾りを耳から外そうとする独香

政宗「 何外そうとしてんだよ 」
独香「 ? 」
三成「 独香さんの付けているその姿を良く見たいのですよ 」
家康「 …早く行ったら 」

ゴクッと飲み込み、信長の元へ行く

独香「 ど、どうぞ 」
そう言って耳元に髪をかけて飾りを見せる

信長「 この彩りは… 」
独香「 皆さんの羽織の色、です。綺麗で… 」
信長「そうだな。良い色だ 」

信長の手が耳に触れる
フワッと撫でるような触れ方に背筋が伸びる

独香「 っ〜! ひゃ… 」

「「「「 !? 」」」」
思わず後ずさってしまい、顔を赤らめる

独香「 ご、ごめんなさい…なんか、変な感じがし…て? 」

振り返るとその場にいた武将は皆、目を見開いて固まっていた
あの信長でさえ、固まって独香を見ていた

独香「 え、えっと…大丈夫です、か? 」

近づくと、皆息を合わせるかのようにため息をつく

秀吉「 お前…なぁー… 」
額に手を当てて下を向く秀吉

なにが起きたのか分からず、えっ、え? と慌てる独香

光秀「 独香、そういう声はもっと別の時n 」
家康・政宗「 言うな 」

三成「 可愛らしい声もお持ちなんですね。初めて聞いて驚いただけ
なので、慌てなくて大丈夫ですよ 」

すかさず三成のフォローが入る
武将全員が よく言った と言うように三成に視線を向けた

独香「 ほ、本当? 」
三成「 えぇ 」

独香はニコッと微笑む三成を見て安心する

独香「 えっと、食べ終わっているので失礼しても大丈夫でしょうか…? 」
信長「 …あぁ。独香、今宵俺の部屋へ来い。良いな 」

独香「 ? はい。政宗、ご飯ありがとう、美味しかった 」
政宗「 あ、あぁ 」

独香はその場をあとにした

…と、同時に武将は思う

((( あの声は駄目だ ))) と。

そんなことも知らずに、独香は城の中を歩いてた
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