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イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第5章 当たり前


信長「 ならば独香。俺たちの世話係をすることを命じよう 」
独香「 世話係…? 」

信長「 呼ばれればそいつの手伝いをする。医療に知識があると言ったな。
戦の後、負傷した者の治療を必ず伝え。良いな 」

戦 という言葉に息を飲む

独香「 戦… 」
家康「 今は戦国。戦なんて当たり前 」
光秀「 お前の無防備さを見る限り、先の時代では戦は無いようだがな 」

( 当たり前…。ここでは、誰かが命を落とすことが当たり前なんだ )

ならば と決心をつけたのか深呼吸をし、信長の目を見つめ

独香「 負傷した人、誰一人として死なせません。頑張ります 」

と意気込む
信長はその瞳に対してフッと微笑む

信長「 死にかけるやつなど出すわけなかろう。俺を誰だと思っている?
何の理由もなしに死なせてたまるか 」

独香「 ー! 」
( 戦が当たり前なんて言うから…もっと冷たいかと思ってた )

信長「 …独香、食べ終わったら今日は城の中にいろ。好きに見て良い 」
独香「 えっ、でもお仕事… 」
信長「 仕事は明日からだ。今日はもう良い 」

独香「 分かりまし、た 」

言われるとすぐに食べ終わらせようとする独香

三成「 独香さん、急がなくて良いんですよ。ゆっくり食べてください 」
政宗「 お前の顔…今すっげぇおもしれぇぞ…ククッ 」
独香( 笑われてる…!? )

不服そうな顔に気付いて政宗は 悪い悪い と言いながら頭を撫でる
その時、リン リン と耳飾りから音が鳴る

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