第4章 時代と歴史
男は壁に寄りかかり秀吉の方を見つめていた
そこに声がかかる
幸「 謙信様!! 急にどこかへ行かないで下さい…! ん、あれ、あいつ… 」
謙信「 幸村、知っておるのか 」
幸村「 え、多分…本能寺の時に会った者です。なんか…髪型とか変わってますが 」
謙信「 そうか 」
幸村は、はぁー…と息をつくと
「 …変なことしないで下さいね 」と釘を刺す
謙信「 誰がするか。俺は女など興味ない 」
幸村「 なら良いですけど… 」
( 信玄さんと足して2で割ったらちょうど良いんだけどな…この人ら )
幸村「 戻りますよ。そろそろ佐助も待ちくたびれてます 」
謙信「 あいつは安土城からもう出てきたか 」
幸村「 既に 」
謙信「 そうか。行くぞ幸村 」
幸村「 はっ 」
男たちは安土から去っていったー