第4章 時代と歴史
外へ出て、城下へ出ると
そこにはたくさんの人で賑わっていた
独香「 …すごい、お祭りみたい… 」
秀吉「 ここは毎日こんな感じだ。今日以外にも来たかったら連れて来てやるぞ? 」
独香「 本当ですか…? ヤッタ…! 」
小さく喜びを表す
秀吉( そんな表情見たらいつでも連れてきたくなるだろ… )
「 隠せてないぞ 」と笑いながら頭を撫でる
独香は耳を真っ赤に染め
「 早く…茶屋に行きたい、デス 」
と、カタコトになっていた
秀吉( 撫でられるのダメなのか…? )
「 茶屋ならこっちだな。行くか! 」
独香「 う、うん 」
しばらく歩いていると…
『 お嬢さん綺麗でな〜! これどうだい? 』
『 そこのお嬢さん! これ食べてって! 新鮮で美味しいよ〜! 』などと
多くの人から声をかけられる
独香「 い、良いんですか…? 」
『 良いよ良いよー! 可愛い嬢さんに食べてもらえるなら! 』
独香「 か、可愛い… 」
慣れていないのか、されるがままな独香
止めようとするが、その表情はどこか穏やかで。
秀吉( まぁ、何事も経験が大事だしな…。)
と考えて、秀吉はあえて少し離れて見つめていた
その時ー