• テキストサイズ

イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第4章 時代と歴史


秀吉の御殿へ向かうと冬らしい冷たい風が吹いていた

独香「 〜っ! 雪…冷たい 」
三成「 寒くありませんか? 」
独香「 だ、大丈夫 」

「 我が儘言いやがって!! 」

独香「 っ…いぁ 」

突然、頭に痛みがはしる

三成「 !! 独香さん、どうしました?? 」
自分がいることを分からせるように独香の前へ出る三成

独香( なんなの…さっきからこの声といい… )
「 ご、ごめんね。大丈夫だよ 」

三成「 独香さん、最初もこのような感じで気を失いましたよね。
度々起こるものなんですか? 」

頭を押さえながら口を開く
独香「 違う…かな。ここに来てからなの。急に声が鳴り響いたり、
あの時は…覚えてなくて、」

三成「 誰の声かは分かりませんか? 」

追い詰めないように、慎重に尋ねていく

独香「 …モヤモヤするの、分からないけど…何か、怖いんです 」

俯く独香をしゃがんで覗くと
三成「 独香さ、っ!? 」
思わず肩を掴んで顔を近づける

独香「 !?!? どうした、の? 」

ハッっとして手を離す
三成「 い、いえ。落ち込んでいるように見えましたので… 」

話題を変えようとすると秀吉の御殿 へ着いていた

三成「 あ、着きましたよ。ここが秀吉様の御殿です 」
独香「 あ、ありがとう 」
三成「 秀吉様はおそらくあのお部屋にいらっしゃると思います。
わからなくなったら女中さんが教えてくれますよ 」

独香「 分かった、行ってきます。」
三成「 楽しんできてくださいね 」
独香「 うん 」

段差に気をつけて御殿へ入っていく独香を見届け
来た道を引き返す
/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp