第4章 時代と歴史
独香「 世界…自体が… 」
佐助「 一人の歴史どころか多くの歴史が変わる。
ワームホールがそれに追いつけていないのか現れにくくなっている 」
独香「 帰れないことも有り得る…? 」
佐助「 そういうこと 」
独香( 帰れない…帰らなかったらあの人に会うこともない… )
佐助「 嬉しそうだね 」
独香「 えっ 」
佐助「 俺はここへきて4年経っている。慣れると楽しいんだ、ここも。
でも、物騒なことに変わりなくてね…。君みたいな女の子が歩いてるだけで
危ない目に合う時は必ずあるんだ 」
佐助( ましてやその顔…。信玄さんが黙っていないだろうし、危なすぎる )
独香「 4年…っでも私…現代にはもうっ 」
スタスタ…
佐助「 っ誰か来る…独香さん、また来るよ。
とにかく、ここに居て良かった。
今はまだ帰れないから悩まないで。戦国ライフに慣れていってくれ 」
独香「 …はい。ありがとう。佐助さん 」
佐助「 佐助で良いよ。これにてドロン 」
独香( 本当に消えた…。やっぱりあの時の忍びっぽい人だったんだ。)
とんでもないな と思っていると声がかかる
三成「 独香さん、お待たせしました。行きましょうか 」
独香「 う、うん 」
独香( ひとまず…佐助くんの言った通り慣れていこう、かな )
目標?を決め、秀吉の御殿へと向かった