第3章 再開、そして出会い
秀吉「 ハァ…知らなくて良いんだ。約束、守れそうか? 」
独香「 ?? えっと、頑張ります…うん。がんば、る 」
家康「 そのぎこちない喋り方もね 」
独香「 うぅ… 」
どっと辺りが笑顔で包まれる
武将であるはずなのに、笑う姿は独香と変わらない、普通の人。
心に少し火が灯る。それは独香にとって予想外のことだった
独香( 卑下に扱うな。とか初めて言われた。こんなの初めて言われた。
いつもならごめんなさいと言うのに、それを言うなと拒まれる。…どうして? )
どうして。一度感じるとその疑問は止まらない
どうして私にそんな言葉をくれるの?
どうして私にご飯をくれるの?
どうして私に笑顔を向けるの…
どうして? どうして?
どうして私を…
受け入れてくれるの…?