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イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第3章 再開、そして出会い


政宗「 ん。食ってみろよ 」
煮物を口の前まで運ばされる

ホカホカと湯気が上がり、汁の香りが鼻へと届く
独香「 い、いただきます… 」

一口。口の中でホロリと溶ける煮物。
「 おいしい… 」と、無意識に言葉が出た

政宗は「 当たり前だろ。俺が作ってんだから 」とドヤる
独香「 政宗さんが…? すごいです。こんな味付けもあるんですね 」

独香( こんなに美味しいご飯…いつぶりだろう )

光秀「 かっこつけてるだけだけどな 」
政宗「 はぁ? 」

光秀は薄く笑うと独香に視線を向ける
光秀「 独香、いいことを教えてやろう。政宗は酒に弱い 」
政宗「 !! 」
独香「 お酒に…ですか? 」
光秀「 あぁ。飲ませたあとはもう… 」

政宗「 おい光秀…!!おま、言うな! 」
さっきまでの顔と違って、ほんのり頬が染まっている

家康「 …図星 」
政宗「 なんだと家康…お前だけ飯あまーくしてやろうか 」
家康「 政宗さんの酒事情と飯は関係ないと思いますけど 」
政宗「 こんのっ生意気がーっ! 」

一息ついて独香へ向き直り
政宗「 良いか独香。酒に興味を持つな。絶対だ 」
と真剣な顔で言う。

独香「 は、はい。分かりまし…た? 」
政宗「 よしよし。というかいつになったら敬語抜けるんだ? 」
独香「 え?…やっぱり皆さん、敬語は止めた方が良いですか? 」

光秀「 無くてもさほど気にせん 」
家康「 俺はもう要らないって言った 」
秀吉「 俺も言ったな 」
政宗「 お前ら手出すのはえーよ。信長には軽い敬語はいると思うが、俺には要らん 」
三成「 私も。気軽に呼んで良いんですよ独香様 」

独香「 えぇっと様なんて付けなくて良い、よ? 三成く、ん 」
三成「 ふふっ。努力しますね 」

それぞれ思っていることを述べていく。
信長へチラッっと視線を向けると、楽しそうに会話を眺めていた

独香( こういう時に喋りそうな感じだったけど…。)
そう思っていると、ふいに視線が合う
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