第3章 再開、そして出会い
食堂の襖を開けると、食事の良い香りが独香に届く
そこには一緒にいた武将の皆が座って私を見つめていた
三成「 おはようございます。独香様、もう体調は大丈夫ですか? 」
独香「 お、おはようございます…。もう大丈夫です。ご心配をおかけしました…すみません。
あ、あと政宗さん 」
政宗「 ん?なんだ? 」
私は政宗のところへ行き、座り、頭を下げる。
政宗「 …!? どうし… 」
独香「 私を探してくれてありがとうございました。あのまま暗い森の中にいれば危険でした。
ずっと言おうと思っていたのですが…、」
幸さんたちにも言いたいが、見た限り仲悪そうだったから
話には出さないでおこう。
深々と頭を下げた後、信長さんにも頭を下げる。
信長「 ………。」
何も言わず、私を見つめる
独香「 あの時、勝手に逃げてしまい申し訳ございませんでした。
変にお手を煩わせてしまいました。罰は何でも受けます。」
その場の空気が凍りつく
シンとした空気の中、信長は口を開く
信長「 なんでもする…か。体を差し出せと言えば、お前は差し出すのか 」
秀吉「 っ信長様…!!! 」
光秀「 …………。」
反抗するように秀吉が声を出す
独香「 体を…ですか? えっと、それであなた様が満足されるのなら。」
言葉の意味が分からないまま承諾する独香に
家康「 独香、あんた… 」
家康が大きくため息をつくと、信長は笑って言う
信長「 冗談だ、顔を上げろ独香 」
言われる通り顔を上げる
信長「 何でも受けるというのならここにいる全員と約束を交わせ 」
独香「 どんな約束でしょうか…? 」
信長の声がその場に響く
「 それ以上、自分を卑下に扱うな 」