第3章 再開、そして出会い
あれよあれよと着替えが進むに連れ、さっきの光秀さんを思い出す
( そういえば明智光秀ってこの本能寺の変の主犯格って言われてたような…
でもあの時火の中で見かけた人は…何か違う雰囲気の人だった…
裏切った理由も謎って言われてるし、もしかして光秀さんじゃなくて別の人が犯人?? )
そう考えていると「 終わりましたよ 」と声がかかる
「 良くお似合いですね…お綺麗です。怪我なさったとこは痛みませんか? 」
独香「 かすり傷なので大丈夫です。ありがとうございます。 」
部屋を出て三成さんが言っていた部屋へ向かう
( あ、でも軍議って言ってたよね。入っていいのかな… )
少しの間立ち尽くしていると
信長「 そこにいる者、入れ 」 と声がかかる
( バレてた!? 気配とかやっぱり武将さんは分かるんだな…)
襖を開けると、そこには政宗さんや三成さん。
他にも知らない人が並んでいた。
一礼して信長さんを見る
すると
信長「 ほう。中々似合っているな。改めて、俺の命を救った者だ。独香、あいさつを 」
( 命を救ったって大袈裟な… ) そう思いつつ全体へあいさつをする
独香「 独香です。信長さn…様の命を救ったというのは偶然であって…その… 」
いつの間にか弁解のようになっていき、信長さんの近くにいた人が口を開く
???「 信長様、この者が本当にあなたを…? 」
信長「 なんだ秀吉。疑うのか? 」
( 秀吉…? もしかして豊臣秀吉さん? )
秀吉「 そういうわけでは…もっと男気のある者かと思いまして 」
信長「 フッ。まぁそうだろうな。独香、俺もお前のことがまだ分からん。何故あの場にいた? 」
( あぁ…やっぱり言わなきゃいけないのかな… )
独香「 ここにいる皆さんが…今から話すことを信じて下さるのなら…お話します 」
信長「 良いだろう。話してみろ 」
そうして私はここに来た経緯を話した。
自殺しようとして飛び降りたらここに飛ばされたこと
400年以上先の未来の人間であること…
その場にいる全員が真剣に、でも少し疑うように私の話に耳を傾ける