第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】
「本気で言ってる?...まぁ、無理そうだったら言えよ?」
お前、こういう時絶対絶対俺の言うこと聞かない、といってから京治が首にキスを落とす。
チリッと、さっきと違う痛みが生まれる。
「ついた。...やっと、俺の。」
満足そうに言う京治は、もう一度スッと真面目な顔に戻ると、「無茶しないで」と言うと、ゆっくり動いた。
擦れるような、痛み。
ビリビリと広がっていき、やがてその中に生まれる快感。
『...っ、ぁ...』
だんだんと痛くなくなり、次第に襲い来る快感に身を震わせる。
『あっ、...あっ、んっ...。』
震えるからだを押さえるように、京治の首にてを回す。
「ん。良くなってきた?」
京治は、手を回しやすいように一度低い体制をとったあと、そう聞いてきた。
『...っん、い、い...感じ...』
そういって京治の胸に顔を埋める。
暖かくて、落ち着く。
「...イく、のは、やめとこ?これ以上、無理、させらんな...い。」
『...うんっ...っあ...あ』
返事をすると、そっと頭を撫でてくれる京治。
『...じゃ、あ...京治が、イったら、終わり、に...しよ?』
そういって片方の手を握る。