第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】
「っ...リンカ、入れるよ?」
『...う、うんっ。』
緊張している私に、「落ち着いて」といったあと、
頭を撫でながらキスを落とす京治。
『...ふっ、ぁ...んっ。』
そして、ゆっくり、熱いものが入ってくる。
これが、京治...?
『...っ、』
ゆっくりと入ってくるモノと、じんわり広がる痛み。
「...っ、痛い?」
『...っ痛く、ない。』
痛いけど、心配させたくはない。
ちょっと強がって、『へへっ』と笑って見せると、急にほっぺをつねられる。
『ふぇっ!?けいひなにひへるほ?』
「何してるの?じゃなくて。何年一緒にいると思ってんだよ。痛いなら痛いって言えって。」
『...でも、続けて?』
そういったのは、ちゃんと繋がりたかったからで。
まだまだ浅く繋がっているソコは、熱を帯びているし、きっと大丈夫。
『...お、お願い...?』
そういって京治の方を見れば、一気に赤くなる顔。
「...っ!?...リンカ、それ無自覚でやってんの?それともわざと?」
『...え?わざとって...?』
「まぁ、いっか。我慢の限界になったらちゃんと言えよ...?」
『...うん。』
私が返事をしたあと、ゆっくりと入ってくる熱。
痛みも、熱にともなってじわじわと広がる。
『...うっ...。』
「全部はいったけど?痛い?動かない方がよさそ?」
心配そうな上から降ってくる視線に首をふる。