第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】
そして、2本目の指が入れられた。
『...ッ、んぁ...』
「声出して、」
私が口を押さえた手をそっとはずして、その手にゆびを絡める。
京治の指が私の中を優しく、激しく掻き回して行いく。
『あっ...!』
一ヶ所、体がビクンと跳ねた。
京治は一度指を止めると、「見つけた。」と言ってそこばかりをいじめ出した。
『あっ、京...治、そこっ...んッ』
「そろそろ、我慢できなくなってきたでしょ?」
『っ...うん...。』
そんなこと聞くなんて、ずるくない?
私が静かにうなずくと、京治は絡めていた指を話して、私の頭を撫でると、ズボンと下着を脱いでゴムの袋を開けた。
『あっ、京治!』
「ん?」
ちらりとこっちを向いた京治の手から、ゴムを奪いとる。
『ゴムってこんななんだ!...薄っ!』
初めて大人のそーゆーのを見た私は、興味津々でゴムを観察していた。
「...ちょっと。」
『あっ!』
私の手からするんとゴムを奪い取り、私をもう一度押し倒した京治。
「急にとるからさ、着けてくれんのかなって思ったんだけど...?」
私をぎゅっと抱き締めて、密着したままの状態で耳元で囁かれる。
『...ッ、』
「...ぷっ、うそうそ。また今度ね。」
“また今度”その言葉に受かれていると、さっきのようにキスの雨が降ってくる。