第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】
『はぁっ...んっ。』
上半身に何もつけていなくなった私は、恥ずかしくなって、慌てて京治の服をつかむと、『京治も。』と言って服を脱ぐようにほだした。
「あー、はいはい。」そういって服を脱いだ京治の体は引き締まっていて、強豪の運動部なだけあるな、と感じた。
「これでいい?」
そういうと京治はもう一度私の上に覆い被さって、キスを始めた。
『...っん、京治...。下...。』
いつになっても始まらない下半身への愛撫に、私は押さえられなくなっていた。
京治の手を持つと、それをそっとスカートの上に置いた。
「...わかった。」
直後に、ショーツの中にスルリと長い指が入ってきて、私の突起をスルンと撫でた。
『ひゃぁっ...。』
私が体をビクンとのけぞらせたのを見た京治は、
「ここ、そんなに?」
と煽る。
私は、ただ止まらない愛撫に体を震わせながら京治の腕をつかんだ。
『んっ...はぁ...。』
「指、入れてもいい?...って言うかもう入れてるけど。」
つぷんと入ってきた指に、さらに体の熱が増す。
『...いっ...。』
「痛い?」
頬に優しくキスをした京治が聞く。
『ううん、痛、く...ない』
吐息混じりで、途切れ途切れになった言葉に、京治は「そっか、」と返した。