第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】
初めての熱さに、太ももを擦りあわせる。
何、これ...。
すると、それに気付いた京治は、すうっと優しく私の太ももを撫でた。
『...あっ!』
自分から出た声に驚いて、慌てて口を手で隠した。
...恥ずかしい。
それでも、京治の太ももを撫でる手はとまらず、私たちのキスをするリップ音と、
私の霰もないような声だけが部屋に響きわたった。
「ねぇ、俺さ、本当にやめられないよ。」
京治の不安そうな顔が、私の胸を締め付ける。
『...良いよ、私、京治が好き。』
そういって私からキスをすると、今度は早くに舌が入ってきた。
『...ん、んんっ...んっ!』
京治の手が、私の制服の中に入る。
私の体よりも冷たいその手は、普段、バレーボールをしている時よりも優しい。
「...ボタン、外すよ。」
そういうと、京治はYシャツのボタンをドンドンとはずしていった。
そして、全てのボタンが外れた頃、そっと私の胸に触れた。
『...っ、あ...んっ...。』
「気持ちいい?」
私はこれ以上口を開くと絶対に変な声が出ると思い、口を結んでただただ頷いた。
京治は、満足そうに私の頭を撫でると、ブラのホックを静かにはずした。