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バレーよりも甘い[HQ/R18]

第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】


『けい、じ...。』

「ごめん、マジで余裕ない...。だから、早く好きって言って。」

京治の悲しげな顔が目の前に映る。

違う、そんなかおさせたいんじゃ、ないのに...。

『私...。京治だけ特別、なの。京治が悲しい顔をするのは、嫌だ。』

そういって私は繋いでいない方の手で京治の頬を撫でた。

『...これが、好きって事なんだね。』

私が言うと、京治は少し微笑んで、「やっと言ってくれた。」と言うと、私にそっと口付けた。

「嫌?」

『嫌じゃない。』

そういうと、もう一度口付けをした。

重ねるだけのものから、ついばむようなキスへ。

『んっ...』

はじめは何も感じなかったのに、今は全身が溶けるように熱い。


『京、治...。んんっ。』


突然、口の中に入ってきたものは、京治の舌だった。

上顎、奥歯、はたまた、歯茎まで。


全てが溶けていくように、


気持ち良い。


そして、下半身が、熱を帯びる。
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