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バレーよりも甘い[HQ/R18]

第1章 ♡ 好きって言ってよ【赤葦京治】


「そうなの?はじめて聞いたけど。」

横目にちらりと見ると、京治は天井を見ながらサラリと答えた。


『付き合うとかさ、何するの、かな。』

...なに聞いてるの、自分!

『ごめ、今の無しで「キス。とかでしょ?」

被せるように放った京治の言葉は、熱い。

キス。...キス。

その言葉が、頭の中に広がった。

キスとか、その先とか。あまり好印象では無いけど。

『京治、なら。良いかも…。』

自分が誰か男の人にそういうことをされると、気持ち悪...と思ってしまう自分も、まぁ、京治ならいいかな~なんて思えた。


「俺ならいいんだ。...ふーん...。それは、好きとは違うの?」

『よく分かんない。』

「逃げないで、ちゃんと考えてよ。」

不意に、手を握られる。

『えっ、でも...。』

「今、どういう状況か分かってるの?自分の事好きな男と部屋で二人きりなんだよ?」

『...うん。』

「そんな赤い顔してキスしても良いとか言われるとさ、押さえらんないんだけど」

『...わっ!』


ドサッ、とベットに押し倒される。

身動きがとれず、足ばかりをバタバタさせる。
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