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バレーよりも甘い[HQ/R18]

第3章 ♡優しい先輩【菅原孝支】


ただ重ねるだけのキスは、次第に舌を使った深いものに変わっていく。


『んんっ...ふ、あっ...ん』

私は必死に舌を絡ませながら、菅原先輩の首に腕を回す。

『...っはぁっ、はぁっ...。』

「リンカ、苦しい?」

長いキスを終えたあと、私は呼吸を見出しながら頷く。

「鼻呼吸にしてみて、楽になるから。」

私がもう一度頷くと、二回目のキスが始まる。

菅原先輩の手が、私の頬から首へ、首から胸元へ降りていくのが分かる。

下の方でジーッとチャックの下がる音がする。


「っ、...リンカ...いい?」

チャックをつかんだまま言った菅原先輩の言葉に、『お願いします。』と返す。

「...わかった。無理すんなよ。」


私の首筋にキスを落としながら後ろに手を回す菅原先輩。


プツリと音がして胸への締め付けが薄くなる。

『..恥ずかしい..。』

「...ジャージ、腕だけ抜いて?」

言われるがままにジャージの腕だけを抜くと、菅原先輩は下着だけをそっとはずした。

「恥ずかしいなら、ジャージ、来たまんまでもいいから。...はい、もー1回腕通して?」

『...ありがとうございます。』

そういってジャージに腕を通す。

...菅原先輩、何でこんなに優しいんだろ。
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