第2章 プレゼント【夜久衛輔】[生誕記念]
衛輔を部屋へ案内して、キッチンへ向かう。
他しかここのカゴにいれてあったはず。
『...あれ?』
カゴの中にはメモが入っていて、カップケーキは無い。
<パパがおいしくいただきました(・ω<)>
『はぁぁぁあああ!?』
仕方なく、私は大袋のお菓子をもって部屋へ向かう。
プレゼントはまた後日にしよう。
私とか、恥ずかしいし無理。
『衛輔~。お待たせ!』
「おう!」
『って、わぁ!?』
テーブルに脚を引っ掻けて転びかける。
「...おい、大丈夫...?」
『...うん...っ!』
今、私は衛輔に背を向けていて、壁が真ん前にある。
それを衛輔が私の手をとって支えている状態だった。
『...ぁ、の...。...ひゃんっ!』
プレゼントの件を言おうとしたとたん、首筋に暖かい感触が広がってきた。
舐められてるのか、キスされてるのか、曖昧な感じ。
『衛輔...プ、レ、ゼント...。どっか、に...置いてきちゃ...っん!』
「え?お前じゃなかったの?」
『...ち、が、うよっ...』
話ながらもキスをやめない衛輔。
「...でもさー、俺誕生日に家つれてこられたら期待しちゃうわ...。」
『っん...はぁ...』
すでに脚日からが入らない私の脚の間に、衛輔のヒザが入ってくる。