• テキストサイズ

夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第10章 ナナシとの関係









「昨夜馬を飛ばして此方に。ナナシの部屋の・・・・床で
眠らせてもらったよ」



「「「床っ!?」」」


エレン、エルド、オルオの声がハモった。

自分の所のトップが床で寝ていたなど誰が思うだろうか・・・。


三人が思わずナナシへ目を向けると、
団長を床で寝かせた元凶はしれっと答える。


「ちゃんと床には毛布を敷いたし、風邪を引かないように
簀巻きにもしてやったぞ?何の文句がある?」



―――いやいやいやっ!!
それ、文句大有りでしょうっ!?



「他の部屋のベッドの埃を払ってやるからそこで寝ろ、と言ったのに、
一緒の部屋で寝ると駄々を捏ねたのは此奴だ。
何故自分のベッドを譲らねばならない?」

「普通、そこでベッドを二人で分かち合うという選択肢が
生まれるはずなんだが・・・・」

「すまん。普通ではないからそんな選択肢微塵も浮かばなかった」


エルヴィンの言葉をバッサリ切り捨てたナナシに、
団長様は明らかに項垂れた。





/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp