第31章 ●リヴァイとナナシ
ナナシを自室のベッドに降ろし、恥ずかしそうにシーツを
纏っている姿を見つめていると、彼女から
「何故そんなに見ているのだ?」という質問を頂いたので
律儀に即答する。
「決まってんだろ?おまえの姿を目に焼き付けている」
「だ、だから、何故そんな事を・・・」
「いつでも思い出して、オカズに出来るようにする為だが?」
何か文句でもあるのか?と言わんばかりの言い草に、
ナナシは顔を真っ赤にして「やめてくれ」と訴えたが、
リヴァイは何を思ったのかシーツを剥ぎ取り、今度は
全裸のナナシを視姦し始めた。
何か隠す物を、と手で探ったが、すぐにリヴァイの手に掴まれ
制止させられた。
「隠すな。俺に全部見せろ」
「・・・だが、ヤるだけなら、そんな必要・・・」
「ある。俺がそうしたい。それで充分な理由だ」
「・・・・・しかし、恥ずかしいのだが・・・」
「だろうな。そうやって恥ずかしがってる姿も見てぇんだよ」
リヴァイの言葉に絶句していると、彼は大きく溜息を吐いて
ナナシの頬に手を当て、優しい手つきで撫で始めた。