第31章 ●リヴァイとナナシ
「先程、エルヴィンから取った念書だ。今私とエルヴィンは
繋がっていて、あやつも私と同じように言質を取られると
それが実行できない状態になっている。念の為、
言質以外にもこうして念書も取ったから制約を受けるのは
必至。協力者であるお主にはどうあっても手は出せないはずだ。
もしも、私の復讐に協力してくれるなら、これをお主が
持っていてくれ」
「・・・ほう?」
ここまで用意周到に準備している事から、
これはガチでキレてやがるなとリヴァイは思った。
こちらに害を及ぼせないという話が本当ならば、乗らない手はない。
だが・・・・
「おまえは・・・俺に抱かれても良いのか?」
自分は兎も角、ナナシは大丈夫なのだろうかと思ってしまう。
ナナシは自分から見ても、そういう関係事には潔癖過ぎる
きらいがあると考えていた。
絶対惚れている相手以外は無理だろう。・・・とても癪だが。
ナナシは動揺しているのか、しどろもどろになりながら
「リヴァイなら多分大丈夫だ」と答え、何だかモジモジしている。
「ほう?俺に抱かれても大丈夫そうか、今ここで試してやる」
そう言うとリヴァイはナナシを抱き寄せて、
濃厚なキスを仕掛けた。
思わぬ行動に反応が遅れたナナシの口内に難なく侵入して、
良いように蹂躙する。
時折、気持ち良いのかナナシの身体がビクビクと動き、
可愛い声を漏らした。