第30章 ●復讐
「随分とお若いではないか?数日前、私にあれだけの事を
やっておきながら、まだ足りぬのか?」
グリグリとそこを弄ると、彼はとても良い声で啼いた。
「ハァハァ・・・た、頼む・・・ナナシ・・・苦しいんだ・・・」
エルヴィンからの懇願が聞けたのでナナシは満足そうに
口角を上げ「断る」と告げると、以前彼にされたように
イかせないよう絶妙な刺激を与え続けた。
そこで漸くエルヴィンは、ナナシがこの前の件をそのまま
やり返しているのだと気づき懇願を止め、歯を食いしばりながら
刺激に耐える。
「今、どんな気分だ?エルヴィン・スミス?」
汗が滲み出て荒い呼吸をするエルヴィンにそう問うたが、
彼から答えがなかなか返ってこなかったので、一旦足での
刺激を中断して髪を掴んで顔を上げさせた。
「・・・正直・・・辛い・・・ものだ・・・な・・・」
「そうか、そうか。ならば、もっと苦しんでもらおう」
ナナシは小瓶を取り出し中身を口に含むと、口移しでそれを
エルヴィンに与え唇を舐めた。
突然液体を流し込まれ噎せる彼に、ナナシはまたベッドに
腰掛け次の命令を下す。