• テキストサイズ

夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第28章 何故、こうなったのか?







独占欲、所有欲の強いエルヴィンが何を思って、
ここまでの事をしたかなど推し量れるものではない。

だが、リヴァイは少しだけエルヴィンの気持ちがわかってしまった。


短い時間しか共にいられないのなら、その間だけでも
自分一人のものにしておきたい。

しかも相手は自分の事を少なからず想っている。

だが、他人のせいでその幸せを掴めなくなりそうだという苛立ちが、
この結果を生んだとしたら・・・


「なぁ・・・さっき、おまえは何を言いかけていた?」

「何も・・・」

「言い方が悪かった。何故、これがおまえの責任になるんだ?」

「・・・・・・・・・」


リヴァイはナナシの様子に違和感を覚えていた。

ここまでされれば、誰だって相手の事を悪く言うだろう。
だが、ナナシはエルヴィンを責める言葉を一度も吐かなかった。

むしろ、自分が悪いとさえ思っているように見え、
それが何故なのかリヴァイは知りたかった。



/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp