• テキストサイズ

夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第28章 何故、こうなったのか?







「・・・私は、この世界の人間と深く関われば関わる程、
罪が重くなる。自分だけなら兎も角、家族同然で一緒に
暮らしていた五人までもが連帯責任として何かしらの罰を
受けねばならぬのだ」

「そんな理由が・・・・」


「この世界」と言ったナナシはやはり普通の人間では
ないのだろうとミケは思ったが、そこは何も追求せず、
何故離婚したいかは充分わかったので良しとする。

だが、その話をしに行って、ナナシのこの状態という事は・・・・


「で?話を聞いたエルヴィンはなんて?」


ハンジはエルヴィンへの怒りが治まらないのか、
口調に苛立ちが見えた。


「・・・離婚は、絶対しない、と・・・・」

ベッドに座り俯いているナナシの声は最後の方は
消え入りそうな声だった。


「それに対するナナシは離婚を主張したんだよね?」

「あぁ・・・」

「それで、エルヴィンは離婚しない理由はなんて言ってたの?」

「・・・・・・・・・・・・」


黙り込んで、何かを考えているナナシにハンジが再度問うと、
その答えが返ってきた。




/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp