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夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】
第27章 ●罪悪の時間
「随分と甲斐甲斐しいんだな」
「好きな人に甲斐甲斐しくするのは当たり前だよ、ナナシ。
君だって私に甲斐甲斐しいだろう?」
雄の顔で微笑む男の顔を直視できず、拗ねる振りをして
そっぽを向くと、エルヴィンはナナシの身体を横抱きに抱えて
執務室へ移動を始めた。
「降ろせ。自分で歩ける」
「昼間のお礼に君をお世話したいんだよ」
止めても無駄だとわかっているので好きなようにさせると
彼も満足そうだった。
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