• テキストサイズ

夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第25章 ナナシのモテ度





エレンは戸惑う素振りを見せ、ハンジは呆れたように溜息を吐き、
何故かリヴァイまでもが微妙な表情をしたのでナナシは
首を傾げる。


「・・・何だ?エルヴィンが変態なのは間違いないだろう?」

「うん、そこは間違ってない。あたしが言いたいのは
そこの部分じゃなくて・・・」

「ん?何だ?はっきり言え」


ハンジは一度心底呆れたように溜息を吐くと、
ジッとナナシを見据えて言い切った。


「ナナシは一体どうしてそんな風に考えてるのかわからないけど、
よく思い出してね?過去何度男に襲われた?あー・・・
襲われたって言われても多分ナナシにはわからないだろうから
掻い摘んで言うと、服を脱がされそうになったり、
抱き付かれたり、胸触られたり、キスされたり、
ケツに突っ込まれそうになった事だからね?そういうのを
襲われたって言うの。で、そういう事する奴はナナシに気が
あるって事ね。欲情してるって事ね。誰とは言わないけど、
この場にもそれやった奴いるでしょ?いい加減自分が男に
モテる事自覚した方が良いよ?さて、過去何回襲われたか
言ってみようか?」


小さい子供に言い聞かせるように細かく言われたナナシは、
混乱しながら過去を反芻する。

一度リヴァイを見た後、顔をハンジに戻し「あ」と声を上げた。


「・・・そういえば、ハンジ。お主にも襲われたな。
服脱ぎながら覆い被さってきたよな?」


そう言った瞬間、エレンが駆逐しそうな眼でハンジを睨み付けた。




/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp