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夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第24章 本音のぶつけ合い







「・・・人間って難しいな」


知らなければそれまでという妖の考え方が通用しない。

そうポツリと零せば、リヴァイとハンジは
「自分達にも人間がよくわからない」と困った顔をしながら言った。

人間である二人にもわからないのか?と首を傾げると
肯定が返ってくる。


「あなたの種族がどうかはわからないけど、人間っていっぱいいて、
それだけの考え方があるから、よくわからない人っているんだよね。
身近な人で例えるとエルヴィンなんかそう。
志や頭脳とか信用しているから共に戦えているけど、
心の奥底では何を考えているかわからないのが正直な所かなぁ」

「・・・そう・・・なのか?」

「そうそう。人間同士でもわからないんだから、
ナナシが気に病む事なんてないんだ」

「・・・・・・・・」


ハンジにそう言われて、ナナシの堅くなった頭が少し緩和される。

確かに妖同士でも何を考えているかよくわからない者も
存在するから、人間同士もそうなのかもしれない。




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