第23章 卑猥物
「ハンジさん、これ・・・ミケ分隊長とナナバさんからです」
「ん?手紙?何の?」
「それが・・・・どうしてこうなったか、のものだそうで・・・」
ペトラが言い辛そうにそう言うと、逸早くリヴァイが反応し
その手紙を引っ手繰った。
宛名がリヴァイとハンジ宛になっていたので、
ペトラも何の文句は言わないが、リヴァイの形相に
やや引き気味になってしまっている。
リヴァイが引っ手繰った手紙を読み終えると、
額に青筋を浮かべ今にも人を殺しそうな勢いで
エルヴィンに掴み掛かった。
「てめぇ、何てことしやがったっ!恐喝紛いの事をして
無理矢理結婚した挙句、薬を盛って強姦たぁどういう事だっ!?
あ゛ぁ゛っ!?」
ハンジも慌てて手紙の内容を読むと、眉をハの字にさせて
「あちゃー」と頭を掻き毟った。