第22章 相手は誰だ!?
「ナナシ・・・随分辛そうだが、大丈夫か?介助が必要なら
いつでも言ってくれ」
そう言いながらエルヴィンの手は、ナナシの太腿の内側を
撫で回し、時には際どい位置に指を這わせ、サワサワと
男性器に低刺激を加えてきた。
その刺激にナナシは過敏に反応し、身体をビクビクと
痙攣させながらも、必死に声を押し殺す。
ここでエルヴィンの思惑通りになってたまるかという意地があった。
なかなか素直にならないナナシを見てエルヴィンは口角を
上げながら、全身を愛撫し始める。
「いつまで我慢出来るかな?」と耳元で囁かれるだけでも
辛いのに、エルヴィンは耳朶を甘噛しフッと息を吹きかけた。
「・・・・あっ!!」
ビクンッと身体が大きく揺れ、思わず声が漏れる。
エルヴィンは愉しそうに目を細めて、服の上から
ナナシの胸の突起に吸いついた。
「や、やめ・・・っ!」
「何故?君はこんなにも気持ち良さそうなのに・・・」
コロコロと舌の上で突起を転がし、可笑しそうに微笑う
エルヴィンの眼には獰猛な光が宿っていて、ゾクリとする程
色気がある。
彼も興奮しているのか、息が荒くなってきていた。