• テキストサイズ

夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第21章 男のロマン






「全部、燃やせ」

「断る!あの部屋が嫌だったなら、私の私室に行けば
良かったじゃないか!逃亡して自室に立て籠もるなんて
酷過ぎる!」


酷いのはどっちだ!?とナナシ、ミケ、ナナバは心の中で
叫んだ。

あの部屋を見た後で、そんな気分でいられる人間がいるのなら
是非お目にかかりたいものだと思う。


「お陰で仕事は捗った。仕事は現実を忘れさせてくれたからな・・・」


「あぁ、一晩必死に現実逃避をしていたのか」とミケとナナバは
理解したが、元凶であるエルヴィンはどうしてそうなったか
理解出来ていないようで、尚もナナシに詰め寄っている。


「君の仕事が捗ったのは結構な事だが、私の下半身は今でも
元気なままで大変だ。私を助けると思ってこれから・・・」

「断る!今日はこれから少し街まで行って必要な物を
買いに行く予定だ。誰かさんが下着を全滅させてくれたお陰で、
私は一晩ノーパンで過ごす羽目になったのだぞ。今日こそは
洗い替えの下着が・・・・って、おい。何だその絶望した顔は・・・」


昨夜、下着を洗って乾かしていたせいでノーパンで過ごした事を
暴露すると、エルヴィンはあからさまにショックを受けた
表情で固まっていた。


「・・・・ドアを蹴破ってでも、ナナシと過ごすべきだった・・・。
まさか、ノーパンという魅惑的な姿で眠っていたとは・・・」

「・・・・服は着ていたぞ?全裸じゃない」


何やら誤解していそうなのでそう訂正すると、
エルヴィンは拳を握って声高に宣言した。




/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp