• テキストサイズ

夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第20章 それぞれの愛











「あの時は・・・すまなかった。身体がもう保たなくて・・・・」

「いや、君が気に病む事は無い。幸せな一時を過ごせて俺は
良かったと思っている」

「置いていくのが、あんなに辛いものだと初めて知った」

「俺を置いていく事を辛いと思ってくれているだけで、
俺は報われているよ、ナナシ」

「エルヴィン・・・・」


自然とエルヴィンの顔が近づいてきて、ナナシに優しい
キスを与えた。


「昼間は・・・すまなかった。君にも色々事情があるというのは
わかっているつもりだったが、何の相談にも乗れない自分が
歯痒くて、ついあんな態度を・・・・」

「謝らなければならぬのは私の方だ。伝えたいのに
伝えられない事が多過ぎて、お主を傷つけていると思う」


チュッとナナシにキスを落とすと、擽ったそうに目を細めるのが
可愛くて、エルヴィンは次々キスを降らせていった。

やがて、エルヴィンは色々と我慢出来なくなりナナシを
お姫様抱っこすると、仮眠室へ向かった。

そこで漸く我に返ったナナシが「ダメだっ!」と初めて抵抗を見せる。



/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp