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夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第17章 104期生








「・・・え?何でずぶ濡れになっちゃってるんですか?」

「俺達の水筒の水を頭から被っちまって・・・」


コニーが罰が悪そうに言うと、漸くサシャが納得したようだった。


「そういう事だったんですね。しかし、女の子に水を
掛けるだなんて最低ですね」

「うっせーな!事故だったんだよ!」


何やらナナシが『女の子』前提で話が進んでしまっているようだが、
ワシャワシャとタオルで頭を拭かれているため口が挟めない。


そうこうしている内に「どうしたの?」と他の女子も
声を掛けてきて、タオルの隙間から覗いてみると
金髪碧眼の美少女だった。


「一体何があったのっ!?着替えないと風邪を引いてしまうわ」


ナナシの顔を覗き込むようにしてきた美少女は、
取り出した自分のハンカチでナナシを拭きながら
ジャン達に声を掛ける。


「私この子を部屋まで連れて行くから、皆は先に訓練場へ行ってて」

「だが、そんな事したらクリスタ・・・おまえが
遅刻してしまうぞ」

「そうだぜ、クリスタ。そんな奴放っとけっての・・・」


ライナーとソバカスの少女が心配そうに美少女・・・
クリスタに声を掛けたが、彼女は首を横に振り
「私は大丈夫」と微笑った。

それを見た周囲の男子達はあまりの可愛さに頬を赤く染める。





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