第3章 再会
「関係無くなんかねぇよ。てめぇはまだ
『調査兵団預かり』になってんだ。一緒に来てもらうぞ」
「はああっ!?何故そんな事になっておるっ!?
私は死んだ事になっているはずだろうっ!?」
エルヴィンには死んだ事にしておいて欲しいと
頼んでいたはずである。
それが何故まだ『調査兵団預かり』なのだ!?
「・・・私が死んで、どれくらい経ってる?」
「あ?てめぇがいなくなってから、約一年半だ」
「雇用契約は半年だったはずだ。もうとっくに
期限は切れてるだろうっ!?それなのに何故だっ!?」
全く意味がわからないと言うナナシに、
リヴァイは心底面倒くさそうに答えた。
「馬鹿か?エルヴィンがそんなの許す訳ねぇだろうが」
たった一言でバッサリ切り捨てられた・・・・。
そうだった、あの男が簡単にナナシを手放すはずがなかった。
例えナナシが死んでも、亡骸を取っておきそうな勢いで・・・
(実際死体は残らないけど)。